紙の月 角田光代

前回の内容で追加の記載を入れたら長くなったので分けました

「ハウアーユー？」を読んだ後、宮沢えりさん主演で映画化された
「紙の月」を読みました

主演が宮沢えりさんとすでに知っているせいか
読みながら映像が重なっていきます。確かに主人公の
透明な清潔感のある、着飾っていなくても花のある
雰囲気は彼女にぴったりな感じです

自分探しとか、依存とか、経済観とかいろいろと
考えさせられる内容が、ちりばめられています。

こういった内容を読んでいると、バカ正直に正義を語ったり
ストレートに愛と勇気　！！　の作品を反動的に求めてしまったり
もします　

それだけでは生きていくのは大変なのがわかっているからこそ。

考えや世界は、矛盾に満ちて、相反し、玉石混合で
時には、清濁併せ呑む　力が必要だったり。。。

そんなことで頭がぐるぐるするときは、まず単純に戻る、って
いうのもありかも

根が単純？

いとしいものを守るのに、強くはありたい。とは思うのですが。。

。。。。。。ここからネタバレです。。。。。。　

　
小説では、最後は逃げたタイの田舎で地元の警察に
尋ねられ、パスポートを差し出すあたりでEndですが
あとがきで、映画監督がラストを変えているような事を
語っていました

それで、小説の帯の言葉にも納得がいきました。
「世界を相手に一人で立ち向かう」という内容だったのですが。。

映画では、ラストはどうやら彼女は自主せずに突っ走るようです。
（観てないので確かではないですが。。）

「俺たちに明日はない」的な感じとありましたし、なんといっても
ベルベットアンダーグラウンドの「FemmeFatale」を持ってくるあたり
がGoodです


でも、私のいちお勧めは、「Sunday Morning 」です
この曲だけだと、のんびりした日曜の朝に聞くのにぴったりです。

と記載しましたが、はっと思い歌詞を確認。。。やはり。。

「この不安な気持ちは何？」的な歌詞でした。。。

うーん。歌詞は置いといてメロディとボイス重視だと良いかと。

アンディーウォーホールのジャケがかっこいいです。


以前、NASAのメンバが朝に聞く曲というのがありラインナップの中に
「Foster The　People」　の　Pumped Up Kicks があり、この曲も、
朝の感じで　元気で　Cool　なのですが
実は歌詞は、全然違うんですよね。



マシュマロマンがにこにこしながら暴れている？　的な感じです。

が、メロディーとボイスはよし！　ってことで朝聞いてます